2024年4月13日土曜日

(7) 春爛漫

 

4月も半ばに近づき、桜の花も散り始める、この季節は強風が吹いたり雨がよく降るから桜の見ごろが難しい。それでもきょうは良く晴れて春爛漫の外出日和になった。そして、気温もぐんぐん上がって、あっというまに日中の気温は夏のようになる。春爛漫と思ったら、家の外は夏のようで、また春が短くなってしまったことを思い知らされるようだ。

 4月10日は白文長のオス・スーちゃんの誕生日だった。久しぶりに妻のフユとの写真を撮ったので、1年前の8歳のときの写真とともにアップする。やはり9歳ともなると老鳥の外観はまぬがれないけれど、フユとともに相変わらず元気に飛んでいる。一緒に生まれたミーは昨年9月に天国に行ってしまい、ランももっと以前に夫のメグを置いて天国に召されてしまった。だから3兄弟のうちでスーが一番長生きということになる。父親のクリも昨年7月に9歳4か月で天国へ行ってしまったから、いまこの家にいるオスはスーとスーの祖父のメグ(もうすぐ11歳3か月になる)の2羽だけ。メスはフユが6歳5か月、ピヨが7歳半、モカが6歳2か月になった。

 夫が加湿器をしまいながら、残りのフィルターが3年分になったといっていたが、もう3年後には、文鳥のための加湿器は必要なくなっているかもしれないと思ったりする。


  上が8歳



2024年3月27日水曜日

(6) 春はこれから

 

3月も終わりに近づき久しぶりに朝から明るい陽光が輝いている。これから本格的な春になるのだろう。今年は桜の開花も大分遅れていて満開は4月になるようだ。

 あやさんちでは5羽の文鳥たちも元気に春を迎えている。先日のお彼岸は11歳7か月生きたシナモン文鳥のチーの命日だった。彼は3年前に眠るように大往生した。いまいるオスは2羽ともチーの子孫だ。

 白文鳥のメグは11歳2か月を過ぎた。今も元気で鳥かご内は自由に動ける。彼の強みはよく食べることで、自分が大事にされていることもわかっているらしい。

 この穏やかな春の気候とは裏腹に、いま世界のあちこちで信じられないような悲しい出来事が起きている。いや、起こされているというほうが当たっているような気がする。人類は愚かな人々によってやがて滅びてしまうのかもしれない。それでも文鳥たちはかつて恐竜から進化したように、また新たな進化を遂げて生き残る? 賢い文鳥たちは、きっと生き延びるはず。そんなことを考える春の日。

2024年3月11日月曜日

(5) 東日本大震災から13年

 

今年は能登の大地震から始まった地震大国、日本だが、被災地の復興は遅々として進んでいない。我が家でもかつて経験した水道をはじめ電気やトイレの不都合な状態は13年も経ったのに一向に改善されていないように見える。あのあと簡易トイレや簡易ベッドなど便利なものが出来たはずなのに、報道で知る限りほとんど役に立っていないのではないか。昨年から何回も地震に見舞われていた能登地方なのに、ほとんど近くに用意してなかったみたいだ。石川県や国はまるで防災にお金をかけてこなかったのではないか。東日本のときに比べ津波で亡くなった人は少なかったものの、その後の生活環境があまりにも酷い。政府の初動も頼りないもので、この国は本当に国民のことを大切にしないボロい国になってしまった。これでは出生率が減っていくのも当然のように思う。

 政治家たちは裏金をつくり、それがバレても議員をやめない。庶民にはより不便で危険なカードのマイナンバーカードを持たせようとし、インボイスを導入して貧しい事業者からも税金をとろうとする。そして、危険な注射を反省鳴く続ける。いまこの国を動かしているのは、日本人ではないのかもしれない。恐ろしいことだ。

 文鳥たちの鳴き声が聞こえて少しばかり心がなごむ。

2024年2月25日日曜日

(4) 春が来たと思ったら

 

きょうは雨模様の曇り空で寒い。気象情報によると最高気温が5度だそうだ。数日前はポカポカ陽気で早くも春になったと思い、そのちょっと前には最高気温が20度を超えた日もあった。寒暖差が15度以上というのだから体調が崩れるのも自然なことかもしれない。年のせいか運動不足のせいか膝を中心に足が痛む。

 そして文鳥のことを考える。彼らも年寄りだから、足が痛くなったりしないだろうかなどと。立っていることが多い文鳥たち。11歳を超えたメグなどはかなり前から鳥かごの下に下りて隅っこにしゃがんでいた李する。ツボ巣に入っていることも少なくない。やはり足が痛くなったりするのだろうかなどと、急に心配しだす。9歳2か月で亡くなった白文鳥のマイも11歳7か月で亡くなったシナモン文鳥のチーも最後は足を引きずって床を移動していた。どちらも飛べなくなってからのことだったけれど、あのとき彼らの足は痛くなかったのだろうか。そんなことを思う今日この頃。

 そういえば拍文鳥のフーも晩年は飛び上がれなくなっていた。満身創痍で7歳半まで頑張った。そのフーの命日が2月22日だった。ついこの間のように思えるが、フーが亡くなってから9年も経った。あやさんも年を取るはずだ。

とにかく、いまいる文鳥たちはみんな元気そうにしているから、心配することもないだろう。まず、あやさんは運動不足の解消から始めなければ。

2024年2月10日土曜日

(3) ピヨちゃん、大丈夫?

 

おとといのことだった。夕方、居間に行くとソファーの前のカーペットの上で動くものがあった。よく見ると灰色の体をしているピヨだった。ピヨの鳥かごを見ると入り口の扉が開いている。夫が出かける前に閉め忘れたのだろうか。夫が出かけてからもう3時間にもなる。すぐに鳥かごから出たとしたら3時間も何も食べていないことになる。ピヨは鳥かごまで飛び上がれないからこんなことになってしまう。捕まえようとしたら逃げたものの飛べないので間もなく捕まえると手の中でおとなしくなった。急いで鳥かご内に入れたが止まり木まで跳び上がれない。下にえさと水を用意してしばらく様子をみた。このまま床での生活になりかねないと心配していると、上部に上がっていたのでホッとした。ピヨはもうすぐ7歳4か月になるシルバー文鳥でメスにしては体が大きいがこの家に来た時から飛び方がうまくないほうだった。パピもそうだったけれど、幼いうちに飛び回っていないと器用には飛べないのかもしれない。

 いずれにしても、ピヨは元通りになったようでよかった。それでも夫は念のため鳥かごの中にもう1本幅を付けた止まり木を入れることにした。重要なのは鳥かご内を自由に動き回れることである。

 鳥かごから出て飛べるようになったクリーム文鳥のモカは、あれから何度か失敗して鳥かご近くでUターンをしていたけれど、鳥かごの外側につかまって自軍で中に入れるようになった。目が良くなったから自信もついてきたのだろう。

 いろいろ心配事はあるけれど、みんな年寄りの割には元気そうな声で鳴き、明るい春を待っている。

 

2024年1月22日月曜日

(2) モカちゃんが鳴いている

 

新年は元旦から大地震があり、能登を中心に家を失ったたくさんの人々がまだ寒さに震えている。映像で見る高速道路は隆起したり崩れ落ちたりしていて、それでも工事でどうにか道路をつないで車が通れるようになったのだと聞くと、この地震の恐ろしさがうかがえる。海岸線も数メートルも隆起し、砂浜はなくなって以前とは全く違う光景が広がっている。映像でみただけでも圧倒される様相にこれからの復興への長く難しい時間が思いやられる。

 それなのに政治の世界では「裏金」だの「脱税」などと、復興の中心とならなければならない政治家たちが酷い有様。もっと国民が賢くならなければならないと思う。

そんな中、ジャクサが打ち上げたロケット「スリム」の月面着陸のニュースはうれしいものだった。なんでも小型車くらいの大きさのものがピンポイントで月面に着陸したという。それもおもちゃの技術が使われたと聞く。素晴らしい世界だ。

家では クリーム文鳥のモカがもうじき6歳になる。いまいる文鳥の中で一番若い彼女だけれど、夫のミーがいなくなってから、大きな声で鳴いてうるさい。もう4か月以上になるのに、まだミーを呼んでいるのだろうか。そうなのかどうかは分からないけれど、ミーはモカの面倒をよくみていたように思う。最近、モカもときどき鳥かごから出て飛んでいるけれど、夫の話では自分で鳥かごに戻れないようだ。ミーがいたときは、いつもミーと一緒に鳥かごに入ったから問題なかったが、今はそのミーがいないので鳥かごに入れないのだという。仕方なく夫がモカを捕まえて鳥かごに戻しているということだった。

「モカちゃん、威張っていたけど、ミーがいないと何もできないのね」と思わず笑てしまうあやさんだった。

2024年1月9日火曜日

(1) 2024年の文鳥たち

 

新年、明けましておめでとうございます。

。年頭にあたり、今年もまた文鳥たちを年長順に紹介します。

 

1、    メグ・・・10歳11か月、オス、白文鳥

2、    スー・・・8歳8か月、オス、白文鳥

3、    ピヨ・・・7歳2か月、メス、シルバー文鳥

4、    フユ・・・6歳1か月 メス シナモン文鳥

5、    モカ・・・5歳11か月、メス、クリーム文鳥

 

ペアになっているのはスーとフユだけになり、みんなずいぶん年をとってしまったけれど、今のところ元気です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年は元旦から北陸の能登半島で大地震が起き、翌日の2日には羽田空港の海保機と日航機の衝突事故が起きるなど、大きな災害に見舞われている。政界では国会議員が裏金で逮捕され、政府は災害に対して頼りない対応で人命が失われている。この国はこの10年余りで本当に衰退した。ここから新しい希望の光を見つけなければならない。

そんななか白文鳥のメグがもうすぐ11歳になる。この家では2番目に長生きだ。1番長生きだったのはシナモン文鳥のチーで、11歳7か月生きた。あとは長くても9歳台までだったから、11歳を迎えることは大変おめでたいこと。そんなメグをはじめ、文鳥たちにとってももちろん、人間社会においても、平和で良い年になりますように。